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薬奏シリーズ
音楽療法にサブリミナル効果を融合。音楽と波の音に加え、耳では聞き取れないサブリミナルメッセージが付加されています。これにより、CDを流すだけで目的別の暗示が潜在意識に直接浸透し、心身を根底から塗り替えることができます。リラックスタイムや作業用BGMにどうぞ。
大事なおしらせ


お久しぶりでございます(^皿^)
…この顔文字を使うのも久しぶりですね。
突然ですが、


当ブログは移転しました。


新しいブログの名は『うたもの!』。
「歌×物語」のコンセプトを継承しつつ完全リニューアル。洋楽のオリジナル和訳や造語歌詞の解読を中心に、さまざまな物語などもご紹介していきます。

これにともない、一部の記事も加筆修正したうえで引越しします。

該当する記事には移転先へのリンクを貼っていますので、ぜひそちらでご覧ください!



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執事の想い 『Life In Mono』Mono

はじめに──
当記事は音楽をもとにした短編小説です。以下の構成でご紹介しております。

症状/その曲からイメージできる雰囲気、単語。
成分/曲の中で中核となる音。および気になる音。
分量/曲全体のおおまかな構成。特徴。
イメージテキスト/その曲を聴いて、僕が想像した言葉。短文。

これらはイメージの強要ではありません。色とりどりの音楽を皆様の創作にお役立てくださいませ_(_^_)_


悩みました。
すごーくインパクトのある楽器なのに、その楽器名がどーしても思い出せない。
そこは僕らしく恰好つけないでいってみようか。と、粋がってみたのですが……。
宮廷音楽のアレ
バッハとか絶対好きそうなヤツ
──なんて言えるはずもなく(半笑)
調べまくってみたところ、それが「チェンバロ」であることが判明。
ああもう歓喜したぜ。真夜中に一人(^皿^)


『Life In Mono』Mono
「大いなる遺産オリジナルサウンドトラック」より

症状/秘密 洋館 ホール 悲しげなダンス 荘厳 妖艶
成分/女性ヴォーカル チェンバロ ミキシング
分量/スロー(スピード) メロウ

イメージテキスト/
ようこそおいでくださいました。
わたくし、当館の執事をおおせつかる者でございます。
旦那様は執務中ですので、客室にお通しするよう承っております。さ、こちらへどうぞ。
……どうなさいました? よほどあの大シャンデリアがお気に召したようですね。
それでは僭越ながら、昔話をひとつご紹介させていただきましょうか。
このエントランスホールにまつわる恋の物語を。

ちょうど50年前のことでございます。
若い姫君と、召使いの青年がおりました。
二人は互いに惹かれあい、いつしか恋に落ちたのでございます。
しかし、所詮は実らぬ恋。
姫君はおっしゃいました。
「毎夜0時、このホールで会いましょう」

皆が寝静まった深夜、青年がホール中央の大シャンデリアの下で待っていると、柱時計の鐘の音と同時にあちらの階段から姫君が現れます。
他の召使いが夜回りに来るまでの一時間だけが二人の時間でございました。
物音を立てれば誰かに気づかれましょう。二人はこのシャンデリアの下で抱き合い、静かにダンスのステップを踏みながら、互いの想いをささやきあったのです。

もどかしくも、至福の時でございました。
こうして二人は毎晩、このホールで密会を重ねたのでございます。

しかし永遠に続いてほしいと願うもむなしく、終わりは唐突に訪れました。
大戦の戦火がこの地方に迫ったのです。

当主様ははるか海の向こうの別荘に移住なさることを決断なさいました。
しかし当時、お屋敷に仕えていた者たちは不在中の屋敷を守るよう命じられたのです。
そう。二人は引き離されてしまったのでございます。

姫君はおっしゃいました。「必ず戻るから待っていて」
青年は答えました。「ここで待つよ。どれだけ時が経とうとも」

ですが旅立たれてから半年後、当主様からお給金の送金が絶たれてしまったのです。
それはいかな経緯であるとしても、ご家族はもうここに戻らないことを意味しておりました。
困窮と戦火から逃れるため、使用人たちは一人、またひとりとお屋敷を去っていきました。
姫君の帰りを信じて待つと豪語した青年を除いて。

それ以来、青年がどうなったのかは誰も知りません。
こうして二人の恋は静かに終わりを迎えたのでございます。

──青年ですか? さあ、どうなのでしょう。
フフ。愚かしくも、今もどこかで姫君の帰りを待ち続けているのかもしれませんね。
ですがシャンデリアの下に立っていると、階段の踊り場から今にも姫君が現れるような気がしたします。
純白のドレスに身を包み、秘密の笑顔で駆け下りてくる彼女の姿。互いの耳元でささやいた詩の一句一句。頬の熱っぽさ。耳に甘い彼女の吐息。絹糸のような髪の手触り。どこまでも深くうるんだ瞳。胸元から香るトワレの誘惑。あの小さい手のやわらかさ──。

──さあ、そろそろお部屋に参りましょうか。
キャンディのすばらしい特級葉がございます。すぐにお茶をお入れいたしましょう。




YouTube様より転載



国内盤
Amazon様では現在、売り切れになっております_(_^_)_


輸入盤(日本語パンフレットは付属しません)

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僕が参照したアルバム『大いなる遺産』サウンドトラック(1998年)以外に、上記のアルバムFormica Blues(1998年)にも同曲が収録されております。
なお、『Life In Mono』は様々なアレンジヴァージョンが発表されておりますので、別途お探しの方はお気をつけください。



今日のネタバレ(^皿^)
イメージテキスト──
余談です。
戦争終了後、無傷で残った屋敷は「旦那様」が町から買い受けたのですが、実際に訪れてみると一人の青年が屋敷の手入れを行っていました。
旦那様は駄賃を与えて追い払おうとします。しかし青年から事情を聞いた旦那様は屋敷に留まる理由と彼の想いを知り、召使いとして雇いました。
青年は屋敷のため、そして自分を理解してくれた旦那様のために切磋琢磨し、今では最も信頼を受ける忠誠の人になっています。
彼が最後にうっかり口を滑らせちゃってるの、気づきました?(^皿^)
ちなみに大シャンデリアに興味を抱いてくれた客人に勧めた紅茶「キャンディ」は執事からの特別サービスで、実は彼のお気に入り。このキャンディに彼の現在の心境を隠してみました(*^_^*)

キャンディのすばらしい特級葉──
紅茶の茶葉「キャンディ」。スリランカ産。
キャンディの特徴は、抽出した紅茶がきらめく紅色で、冷めても濁りが少ないこと。香りが控えめで渋みが少なく、口当たりが柔らかでコクのある味です。
追記ですが、セイロン(スリランカ産紅茶の総称)の中で特に有名な茶葉──ウバ、ヌワラエリヤ、ディンブラ、キャンディ、ルフナの五種は「セイロン・ファイブ・カインズ」などと呼ばれます。

YouTube様より転載──
動画で使用されている曲はショートカットされております。




僕の音楽紹介は原曲の歌詞、タイアップ作品の内容を一切無視した、僕独自のイメージを文章化したものです。曲本来の意義を損なっている場合がありますのでご注意ください。あくまで個人の見解であることをご理解ください。
僕の文章内容と、歌詞およびタイアップ作品がリンクする場合があります。その場合、それだけ原曲がシーン内容やタイアップ作品にマッチしたものだと解釈してくださいませ(^_^)
イメージテキストは、曲のイメージを皆様に強要するものではありません。あくまで皆様に興味を持ってもらうための参考と、僕個人の鍛錬のために執筆しています。

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